EU首脳会議、債務危機の解決策出ない見通し=独政府筋

ドイツ政府筋は28日、この日から2日間の日程で
開かれる欧州連合EU)首脳会議で、債務危機対応策の
詳細は決定されないとの見解を示した。

同筋は匿名を条件に記者団に対し、首脳らは
危機解決に向けた野心的な「行程表」における
進展を目指す、と述べた。

また、同筋によると、メルケル独首相は27日の
オランド仏大統領との会談で「集中的に」議論を交わし、
EU首脳会議に向けた重要な準備を整えた。

協議の詳細については明らかにされていないという。

同筋はまた、欧州連合EU)、欧州中央銀行(ECB)、
国際通貨基金IMF)の3機関で構成する「トロイカ
調査団が来週、ギリシャ入りし、改革の進展状況を
点検すると述べた。

トロイカの調査は数日ではなく、
数週間かかるとの見通しを示した。

トロイカは今週のギリシャ入りを予定していたが、
ギリシャの新首相が病気になったため、延期した。