スイス中銀、危機が悪化すれば追加措置講じる用意=副総裁
スイス国立銀行(中央銀行)のダンティーヌ副総裁は28日、
危機が深刻化した場合、資本規制の導入などを含む
追加措置をとる用意があると表明した。
チューリヒでのイベントで述べた。
副総裁は、デフレを防ぐために資本規制を課す
可能性について聞かれ、「現時点で追加措置は必要ない。
最悪のシナリオにおいて新たな措置を講じる
用意がある」と語った。
また、スウェーデンのマイナス金利が、大きな悪影響を
及ぼさなかった資本規制の例だと指摘。
「何の問題も引き起こさず、
銀行セクターへの負担もなかった」と述べた。
スイス中銀は昨年9月、デフレとリセッション(景気後退)から
国内経済を守るため、スイスフランの対ユーロ相場の上限を
1.20フランに設定した。