英国の銀行、住宅購入者などの借入金利を大幅引き上げへ

イングランド銀行中央銀行BOE)が28日公表した
信用状況に関する四半期調査によると、資金調達コストの
上昇を背景に、英国の銀行は今後3カ月間で企業や
住宅購入者の借入金利を大幅に引き上げると見込んでいる。

調査は、BOEのキング総裁が銀行への長期資金供給スキームを
発表する以前となる5月14〜31日に実施された。

これまでの3カ月間にわたって銀行が資金調達コストの
上昇分を顧客に転嫁しており、これを
今後3カ月間も継続することを示している。

借り手へのコスト転嫁にもかかわらず、各行はローンの
大半のタイプで需給が引き続き安定すると見込んでいる。

唯一の例外はローン資産価値比率が高い住宅ローンで、
各行は「著しく」供給を絞り込む意向だ。