今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

月末・月初にあたることで、
各国とも重要経済指標の発表があります。

米国では、雇用統計の発表があります。

失業率は8.2%と前月同水準が予想されていますが、
新規雇用は前月比10万人増と前月の8万人増から
小幅増加となる見込みです。

しかし、この程度の増加では雇用統計は
依然として弱いと認識されます。

米国の景気の先行きに懸念が
広がるものと見ています。

また、今週は、1日にFOMCが開催されます。

追加緩和策が打ち出される可能性は少ないと
見られていますが、足元の米経済指標が
低迷していることで、FRBとしては
どんな策を打ち出すのか、注目されます。

一方、2日にはECB理事会が開催されます。

前回の会合で、政策金利の引き下げを
決めただけに、今回は何もしないと思います。

3日には英中銀が政策金利を決定します。

最近の英中銀高官の発言を見ていると、
緩和に含みを持たしていますが、
今回も明確な緩和は行わないと思います。

ただ、ドラギ総裁がユーロ圏を守るためには、
何でもすると言明したことで、
ECB後の総裁の記者会見が注目されます。

米国では
【31日】
6月の個人所得(予想前月比0.4%増、前回0.2%増)
6月の個人支出(予想前月比0.1%増、前回横ばい)
6月のPCEデフレーター(予想前年比1.7%上昇、前回1.5%上昇)
6月のPCEコアデフレーター(予想前年比1.8%上昇、前回1.8%上昇)
5月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(予想前年比1.50%低下、前回1.90%低下)
7月のシカゴ購買部協会景気指数(予想52.5、前回52.9)
7月の消費者信頼感指数(予想61.5、前回62.0)

【8月1日】
7月のADP全国雇用者数(予想12.0万人増、前回17.6万人増)
7月のISM製造業景況指数(予想50.5、前回49.7)
6月の建設支出(予想前月比0.4%増、前回0.9%増)
FOMC政策金利発表

【2日】
7月28日までの週の新規失業保険申請件数(予想37.8万件、前回35.3万件)
6月の製造業受注指数(予想前月比0.3%増、前回0.7%増)

【3日】
7月の失業率(予想8.2%、前回8.2%)
7月の非農業部門新規雇用者数(予想前月比10.0万人増、前回8.0万人増)
7月のISM非製造業景況指数(予想52.5、前回52.1)

欧州では
【30日】
6月の英消費者信用残高(予想4億ポンド増、前回7億ポンド増)
6月の英マネーサプライM4(前回前年比4.1%低下)
7月のユーロ圏消費者信頼感確報(予想マイナス21.6、前回マイナス21.6)

【31日】
7月の英GFK消費者信頼感調査(予想マイナス28、前回マイナス29)
6月の仏生産者物価指数(前回前年比2.2%上昇)
7月の独失業者数(予想0.5万人増、前回0.7万人増)
7月の独失業率(予想6.8%、前回6.8%)
7月のユーロ圏消費者物価指数速報(予想前年比2.5%上昇、前回2.4%上昇)
6月のユーロ圏失業率(予想11.2%、前回11.1%)

【8月1日】
7月の英PMI製造業(予想49.0、前回48.6)

【2日】
6月のスイス実質小売売上高(前回前年比6.2%上昇)
7月のスイスPMI製造業(前回48.1)
7月の英PMI建設業(前回48.2)
6月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比1.9%上昇、前回2.3%上昇)
英中銀政策金利発表
ECB政策金利発表

【3日】
7月の英PMIサービス業(予想52.0、前回51.3)
6月のユーロ圏小売売上高(前回前年比1.7%低下)

日本では
【30日】
6月の鉱工業生産速報(予想前月比1.5%上昇、前回3.4%低下)

【31日】
6月の失業率(予想4.4%、前回4.4%)
6月の有効求人倍率(予想0.82倍、前回0.81倍)