米経済、緩やかな拡大続く=地区連銀経済報告

米連邦準備理事会(FRB)は29日発表した
地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済が
7月から8月初旬にかけ、引き続き緩やかなペースで
拡大したとの認識を示した。

同時に、多くの地区で製造業活動の
減速が確認されたことを指摘した。

一方、自動車販売を含む小売売上高は
前回報告以降、増加したことに言及した。

報告は「12地区からの報告によると、7月から8月初旬にかけ、
大半の地区で経済活動が引き続き緩やかに拡大した」と指摘した。

さらに「雇用は大半の地区で横ばい、もしくは小幅増加した」とし、
景気が雇用創出ペースを加速させるほど力強い回復を
遂げていないことを示唆した。

また、製造業活動については「多くの地区で軟化が報告された。
伸び率の鈍化、もしくは販売、生産、受注のいずれかが低下した」と指摘。

「全国的に、大規模な雇用、もしくはレイオフを報告した
製造業者はほぼみられなかった」とした。