日米の最近の金融緩和、世界的な通貨戦争を助長=ブラジル財務相

ブラジルのマンテガ財務相は、日米中央銀行による
最近の金融緩和について、他国に同様の政策を促し、
世界的な通貨戦争の悪化を招くとの見解を示した。

同相は、英誌エコノミスト主催の会議で、「通貨戦争は
重要な国々で行われている。米連邦準備理事会(FRB)が
打ち出した量的緩和QE)はこれを助長している」と指摘。

「米QEを受け、日銀がすでに追加緩和を決定しており、
円安に向けた措置が講じられる見通しだ」と語った。

さらに「他国も追随することから(日米の動きは)
通貨戦争を助長する。他国が、そうした動きから
自国を守ろうとするのは無理のないことだ」と述べた。