欧州、債務危機克服へ合意事項の早期実施を=IMF専務理事
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、
ユーロ圏が債務危機を乗り越えるためには
欧州当局者が合意事項を早期に実行する
必要があるとの認識を示した。
21日に公表されたIMF機関誌の
インタビューで述べた。
日本と米国についても、中期財政計画を提示して
経済政策に関する不透明感を解消する必要があるとした。
世界経済減速の影響が新興国にも明らかに波及する中、
景気回復を支えるためには、各国による話し合いだけでなく
行動も求められると強調。
「ユーロ圏に関しては債務危機の克服に努めること、
日米などは中期計画を明確にし、5年前に危機の
発端となった問題に対し中途半端な対応ではなく
確実に対処することが重要」との見方を示した。