英金融システムへのリスク、大きく変化せず=中銀金融監督委員会

イングランド銀行(英中央銀行)の金融監督委員会(FPC)は24日、
英金融システムへのリスクは6月以降和らいでおらず、銀行は
これまでに提言された通り、引き続き資本バッファーを
強化すべきとの見解を示した。

3カ月ごとに会議を開催しているFPCは、英国の大規模な
金融セクターの安定に対するリスクについて、今回初めて、
新たな提言を示すほど変化していないとの認識を示した。

FPCは6月には、銀行に対し、資本バッファーの強化を
続けるよう促すとともに、融資拡大を促進するため、
英金融サービス機構(FSA)に銀行の流動性バッファーの
規模に関する規制緩和を提唱していた。

FPCは声明で「委員会は、金融安定へのリスクは
前回の会議以降、現在の政策提言変更を正当化するほど
大きく変化していないと判断した」としている。

9月14日に行われたFPCの
会議の詳細は27日に発表される。