NZ中銀、他国中銀と異なり利下げ余地がある=財務相

ニュージーランド(NZ)のイングリッシュ財務相は25日、
ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、
日本やスイスと異なり、金融緩和が必要であれば
利下げする余地がある、との見解を示した。

財務相は議会で「スイスと日本は金融緩和のために
通貨の価値引き下げに取り組むことを
余儀なくされている」とし「ニュージーランドでは、
金融緩和を行いたい場合には単に金利
引き下げるだけだ」と語った。

また、ニュージーランド準備銀行の最近のリポートでは、
為替市場への介入はコストが高く継続的な効果が
期待できないことが確認された、と述べた。

さらにリポートでは、スイス国立銀行(スイス中銀)と
日銀が2008年以降の為替介入で多額の損失を出したほか、
介入がさほど効果がなかったことが明らかになった、と語った。