中国新指導部は新たな課題に直面=ムーディーズ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは21日、
先の共産党大会で選出された中国の新指導部は、
経済成長モデルのシフトに伴う新たな課題に
直面すると予想したリポートを公表した。

ムーディーズは、経済成長モデルの変化は、
やがて今後10年の中国の信用格付け(Aa3、
見通しポジティブ)を決定付けることになる
としている。

新指導部が直面する経済及び政治に関する課題は、
前指導部が経験したものとは異なり、しかも、
より対処が難しいと指摘。

信用格付け上の主な課題として1)成長の減速、
2)政策オプションの減少、3)経済のリバランス、
4)一段の市場改革、競争促進、5)金融セクターの自由化、
6)社会の安定維持、を挙げた。