香港当局、HIBOR不正操作の疑いでスイスUBSへの調査開始

香港の中央銀行に相当する香港金融管理局
(HKMA)は20日、域内銀行間取引金利
(HIBOR)の設定のための金利を不正確に
申告していた疑いで、スイスの金融大手UBSに
対する調査を開始したと明らかにした。

HKMAは声明で、海外の規制当局から、UBSが
HIBORや域内のほかの金利指標を設定する際に
不適切な申告を行っていた可能性を指摘されたと説明。

UBSは、前日の19日には、ロンドン銀行間取引金利
LIBOR)を含む複数の国際的な金利指標をめぐり、
ブローカーへの贈賄や従業員による不正操作を行った
事実を認め、米・英・スイスの各規制当局に対して
総額15億ドルの罰金を支払うことに合意したと
発表したばかりだった。