ECBが決済システムを擁護、米議会のイラン制裁報道受け

欧州中央銀行(ECB)は、決済システムTARGET2に米議会が、
イラン制裁への対応強化を求める法案を準備している
との報道に対し、欧州連合EU)の制裁には従っている
との見解を示した。

フィナンシャル・タイムズ紙は、イランの企業や銀行が
TARGET2を利用しないようECBに一段の対応を
求める法案を準備中と報じた。

これに対しECBの広報担当者は、EUのイラン制裁には
従っているとし、TARGET2で不適切な決済はないと指摘。

その上で「いかなる制裁もEUが実施するもので、
ECBの権限ではない」と述べた。