欧州銀行監督機構、各金融機関のリスク算出方法に大きな違いと懸念

欧州銀行監督機構(EBA)は26日、各金融機関が
資本バッファーの規模を決める際のリスク算出方法に
大きな違いがあるとして、規制策が必要となる
可能性もあるとの認識を示した。

欧州連合EU)加盟16カ国89行の主要帳簿上の
リスクアセット(RWA)に関する中間調査結果を公表した。

エンリアEBA議長は声明で、各行計算の信頼性に対する
投資家やアナリストの懸念を和らげるのに、情報公開の
強化だけでは不十分との考えを示した。

議長は「現存する(リスク算出方法の)ばらつきは大きく、
さらなる調査や恐らく政策的な解決も求められる」と述べた。