域内の小口預金保護、金融安定に重要=欧州システミックリスク理事会

欧州システミックリスク理事会(ESRB)は21日、
欧州連合EU)諸国の小口預金者を保護することは
金融システムを安定させる上で重要との認識を示した。

ESRBは、域内で10万ユーロ未満の預金を
全額保護することが重要とするユーログループの
方針を支持するとし「債権者の申し立ての優先順位を
法的に明確にすることは金融システムの回復力を
高める」と指摘した。

キプロスは国際支援を受ける条件として銀行預金課税を
求められているが、同国議会は今週、2万ユーロ以上の
預金に課税する法案を否決した。

ESRB欧州中央銀行(ECB)の
ドラギ総裁が理事長を務めている。