NZ中銀総裁「為替介入拡大の用意」、通貨高に対応

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のウィーラー総裁は、
ニュージーランド(NZ)ドル高に対応するため為替市場への
介入を拡大する用意があるし、このような措置は為替の動きを
スムーズにするためのものと述べた。

同総裁は講演で、金利を低水準に据え置くことと介入により、
自国通貨高への対応を進めてきたと指摘。

その上で「影響を高める機会があれば、為替面での
措置を拡大する用意がある」と述べた。

ただ介入はNZドルのトレンドに影響を与えるというよりは、
スムーズに高値から離れ、通貨が一方的に上昇するとの
投資家の認識を後退させるための措置だとも指摘した。

総裁はまた、住宅価格への圧力低下により現在2.5%と
なっている政策金利が来年にかけて継続する可能性が
高まるとした一方、インフレ圧力の低下とNZドルの上昇は
利下げにつながるとの見解を示した。