ECBは必要な限り緩和策維持、追加措置導入の用意も=仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁は26日、
ECBは必要な限り緩和的な金融政策を維持し、経済情勢に
正当化されれば追加措置を導入する可能性もあるとの見解を示した。

同総裁はパリで開かれた銀行関連の会合で、「ECB理事会は
必要な限り緩和的な金融政策を維持すると強調した」と指摘。

「経済、及び金融情勢に関して今後入手できるすべての情報を
非常に緊密に注視し、必要に応じて行動を起こす用意を
整えている」と述べた。

ECBのドラギ総裁はこの日、フランス下院委員会で、
緩和的な金融政策の解除は引き続き先の話との見方を
改めて表明。

緩和縮小計画を表明した米連邦準備理事会(FRB)とは
対照的に、ECB高官からはこのところ、ECBは緩和措置の
引き揚げを開始しないとの発言が相次いでいる。