ユーロ圏の財務相は9日の会合で、バルト3国の1つである
ラトビアが来年1月1日から通貨ラトに代えて単一通貨
ユーロを導入することを最終承認した。
ユーロ導入は同国が18番目。
ラトのユーロへの交換レートは
1ユーロ=0.702804ラト。
ラトビアは2008〜2009年に
金融危機に見舞われたが、その後は経済が回復。
債務の対国内総生産(GDP)比は
40%とユーロ圏諸国の平均の半分以下の水準。
ラトビアのビルクス財務相は会見で「欧州への統合を
成し遂げる。欧州とユーロを信用している」と述べた。
バルト3国のうちエストニアは2011年にユーロを
導入しており、残るリトアニアは15年に導入の見通し。