予断を持たず、新たな情勢に対応する準備できている=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は10日、
ユーロ圏は依然として厳しい危機に見舞われている
との認識を示した上で、ECBは予断を持たず、
新たな情勢に柔軟に対応する準備ができていると述べた。

専務理事は国際金融セミナーにおける講演原稿の中で
「われわれは虚心坦懐の気持ちを保ち、新たな情勢の
進展に柔軟に対応する準備ができているだろう」と述べた。

また、ECBの債券買い入れプログラム(OMT)に伴う
条件が満たされれば、ECBは「事前に規模の制限を
設けることなく」介入する用意がある、と付け加えた。