中国景気が予想以上に鈍化する可能性=独経済技術省

ドイツ経済技術省は月例報告で、中国の景気が
予想以上に鈍化し、ユーロ圏が低迷する間、
ドイツ企業が依存していた新興国市場からの
支えが失われる恐れがあると警告した。

報告では、ドイツ経済の成長率は第2・四半期に、
第1・四半期の前期比プラス0.1%を上回ったとしている。

世界経済についても、緩やかな回復が続いていると述べた。

ただ、「中国が予想を上回り失速しているという兆しは
強まっている。これによってアジアの今までの相対的に
力強い成長が押し下げられる可能性がある」と指摘した。

「概して言えば、南米の勢いが弱まっていることを考えると、
新興市場からの成長への寄与が減じる可能性がある。
世界経済へのリスクが注目されている」と述べた。