生保各社、外債投資の大幅増は考えていない=生保協会長

生命保険協会の佐藤義雄会長(住友生命保険社長)は19日の会見で、
生保各社は外債投資を大幅に増やすことは考えていないと思うと述べた。

佐藤会長は、今年4月に日銀が大胆な金融緩和を発表した際は
金利が急低下し、外債などへの投資を考えなければならなくなったが、
その後の超長期の金利水準などから判断すると、「ALMの観点から、
国債を買っていくことである程度運用できる。外債投資を大幅に
増やすととらえていないのではないか」と語った。

今年4月に日銀が大幅な金融緩和で国債の大半を買い取る方針を
打ち出して以来、マーケットでは生保など日本の機関投資家
他の金融商品を求め、外債投資のアロケーションを増やすのでは
ないかとの観測が広がっている。

また、佐藤会長は日本の超長期国債について、現在の金利レベルを
考慮すれば、「国債を買っていくことである程度運用できる」
との考えを示した。