インド中銀、為替持ち高制限を緩和=関係筋

インド準備銀行(中央銀行)は一部銀行の為替取引について
6月以降課していた日中の未決済持ち高の制限を緩和した。
銀行4行の事情に詳しい関係者が明らかにした。

今月初めにラジャン氏が中銀の新総裁に
就任して以降、制限は緩和されているという。

外国の銀行のトレーダーは「各銀行はここ数週間、
(日中の)ネットの未決済持ち高を弾力的に
設定できるようになっている。各銀行は資本や
取締役会の決定に応じて決めることが
可能になった」と述べた。

中銀はルピー防衛措置の一環として、6月に銀行の
トレーディング部門に直接電話して、
投機的ポジションを減らすように要請している。

別の銀行トレーダーは「制限によって(為替)
市場の流動性がほとんど枯渇してしまった。
銀行の一部は個別に中銀と接触し、中銀は、
ある程度銀行が上限を設定できると伝えた」と述べた。

ただ、中銀は具体的な
為替持ち高の制限を明らかにしていない。