ECB、銀行監督一元化に向けた銀行審査の実施方法を23日公表

欧州中央銀行(ECB)は来週23日、銀行監督
一元化への移行に当たって予定されている
銀行審査の実施方法を公表する。

これまで欧州連合EU)が実施してきた
ストレステスト(健全性審査)は厳格さを
欠くとして批判を浴びていたが、厳しい評価が
下されれば、ECBが来年監督することになる
多くの銀行の重大な問題を露呈することになる。

ユーロ圏には今のところ、問題を抱える銀行に対して
資本注入を実施する共通の仕組みが整っていない。

ECBは銀行同盟創設への第一歩として、
域内の約130行を監督することになる。

この開始前に、銀行のバランスシートに
潜むリスクを明らかにする必要がある。

来週公表されるのは、ECBが直接監督する銀行に
対する審査方法で、これが欧州全体で2014年の実施が
予定されている審査のひな型にもなる。