ユーロ圏銀行資産審査、ECBは自己資本比率8%要求へ=関係筋

欧州中央銀行(ECB)が来年初めに実施を予定している
ユーロ圏の銀行を対象とする資産審査で、8%の
資本バッファー確保を求めることが22日、
関係筋の話で分かった。

欧州は統合深化の一環として、2014年11月から
銀行監督をECBに一元化する予定。

ECBは移行を前にユーロ圏の銀行を対象に資産審査を
実施し、バランスシート上の潜在リスクを洗い出す意向だ。

関係筋によると、ECBはこの資産審査で、新銀行自己資本規制
バーゼルⅢ)に基づき2019年までに達成が求められる
コアTier1(狭義の中核的自己資本)比率7%に加え、
金融システム上重要な銀行に対し1%の積み増しを
求める見込み。

ECBは23日、監督下に置くユーロ圏およそ130行の
リストとともに、資産審査の詳細を発表する予定。