欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、ユーロ圏経済は
緩やかに改善していると言明した。
同時に、消費者や企業の借り入れコストについては、
引き続き加盟国間で大きな開きがあるとの見解を示した。
ドラギ総裁は会合で「ユーロ圏経済はここ数年で、
金融・債務危機から緩やかなペースで回復しつつある」
と語った。
その上で「全体的な経済状況は昨年半ばから
幾分改善したが、ローン金利は依然として
加盟国ごとに大きく異なる」と指摘した。
また、欧州の銀行同盟創設が、ユーロ圏全体の
状況が好転させることを想定しているとした。