欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は5日、
欧州の銀行セクターについて、「大き過ぎてつぶせない」
問題を助長せずに整理統合を行う余地があるとの認識を示した。
副総裁はマドリードで開かれた会合で、
欧州の経済危機は終わっていないと指摘。
過去6カ月間に緩やかな成長が戻ったものの、
失業率は高止まりしているとし、政府は構造改革を
進める必要があるとの考えを示した。
欧州の銀行の数と規模を踏まえると、ある程度の
統合の余地があるとし、「大き過ぎてつぶせない」
問題を助長しないで整理統合を行うことが可能
との見解を示した。