英製造業の借り入れ需要高まる、調達コストは上昇=調査

英製造業団体のエンジニアリング事業者連盟(EEF)が
25日発表した四半期調査によると、景気回復を背景に
英製造業の借り入れ需要が高まっている。

ただ、借り入れコストが
上昇していることが明らかになった。

EEFの「信用環境調査」によると、借り入れが
不要と回答した企業の割合が40%と、2007年の
調査開始以来最低となった。
借り入れ環境も2四半期連続で改善。

ただ、全体的な調達コストは
中小企業を中心に上昇した。

EEFのチーフエコノミスト、リー・ホープレー氏は、
調査ではコスト上昇が浮き彫りになったが、政府と
イングランド銀行BOE中央銀行)が昨年導入した
融資促進プログラムが失敗に終わったと解釈すべき
ではないと指摘。

「今後数四半期で、同プログラムで供給される資金が
増加し、中小企業の借り入れコストが低下すると
期待している」と述べた。

EEFには、6000社を超えるエンジニアリング、
製造業、ハイテク関連の企業が加盟している。

調査は10月30〜11月23日にかけて
326社を対象に実施された。