米原油生産が2019年に記録的水準に、シェールオイルが寄与
米エネルギー情報局(EIA)は16日、「年間エネルギー見通し
(AEO)」を公表し、国内のシェールオイル生産が2021年に
日量480万バレルでピークに達するとの見通しを示した。
これに伴い、国内の原油生産は2019年に
歴史的な高水準に達する見通し。
米国では、シェール革命で一部の
大手石油会社が国内に回帰。
シェールオイル、シェールガスの
開発に伴い、インフラ事業も増えている。
EIAは、国内の原油生産が2016年まで毎年、
日量80万バレル増加し、同年の生産が
日量950万バレルに達すると予測。
2019年には同961万バレルでピークに達し、
1970年に記録した同964万バレルにほぼ並ぶ
見込みという。
今年のシェールオイル生産は、前年比で同120万バレル増の
日量350万バレルと、年間ベースで過去最高の増加を
記録する見通し。
来年の生産は日量400万バレルを超える見込み。
2040年には同320万バレルに減少する見通しという。
EIAは昨年、シェールオイルの生産が2020年に
同280万バレルでピークに達すると予想。
今年の生産については同230万バレルと予想していた。