米財政協議めぐる政治対立、世界経済への主要リスク=国連

国連は18日、ユーロ圏が景気後退から回復し、
米経済成長も上向いたことで世界的な経済見通しは
改善したとしながらも、米国の財政協議をめぐる
政治的な対立が主要なリスク要因となっている
との見解を示した。

国連は「2014年の世界の経済状況と見通し」と
題する報告書で、世界経済が直面するリスク要因の
一部として、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和政策の解除、
米予算・債務上限引き上げ問題、ユーロ圏の銀行システム及び
実体経済を挙げた。

世界経済見通しは2014年の成長率を3.0%、
2015年は3.3%とした。
2013年は2.1%と予想している。