英RBSやドイツ銀行、ディーラー個人の為替取引規則を見直し

世界の金融当局が為替指標の不正操作疑惑に
関する調査を進める中、英ロイヤル・バンク・
オブ・スコットランドRBS)とドイツ銀行は、
自己資金によるディーラーの為替取引に関する
規則を見直している。
関係筋が18日、明らかにした。

為替取引で大手のドイツ銀行は、個人の
外為取引について、事前に承認を
得るよう義務付けた。

同行はすでに株式購入に関して、シニアマネジャーの
承認を事前に得るよう従業員に要請している。

RBSも個人名義口座を含む為替取引の
手続きや手順について見直しているという。

また英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、
スイスのUBSも個人の取引に関する規則について
検討している。

同行は第4・四半期決算で、為替市場での不正が
昨年発覚したことを受けて、為替事業の内部調査に
着手したことを明らかにしている。

UBSとRBSはコメントを拒否した。

ドイツ銀行は既存の規則で、極秘の顧客情報を
使って個人の取引で利益を得ることを長らく
禁じているとし、こうした規則は常に見直している
とコメントした。