不動産市場の回復、英経済にプラス=デール英中銀理事

イングランド銀行(英中銀)のデール理事は、
ブルームバーグとのインタビューで、
国内不動産市場の回復は英経済にプラスであり、
今のところ景気過熱のリスクはないとの認識を
示した。

理事は「住宅市場で起きているのは、
これまでの休眠状態から、正常に機能する
市場のような状態への移行であり、これは
景気の回復にとって良いことだ」と発言。

価格・販売・住宅ローンは持続不可能な水準まで
上昇・拡大しておらず、取引は通常の水準を
「大幅に下回っている」という。

理事は「経済の歴史を振り返ると、健全な
住宅市場は非常に急速に過熱し得る。したがって、
それを懸念し警戒することがわれわれの仕事になる」
と発言。

「そうしたリスクを完全に警戒しており、
懸念しているが、現時点でリスクは
現実のものとはなっていない」と述べた。