世界の大手行、バーゼルⅢに基づく資本不足をほぼ解消=監督委
バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)は6日、
世界の大手銀102行が新自己資本規制「バーゼルⅢ」
に基づく資本不足額を昨年6月時点で575億ユーロに
圧縮したと公表した。
2012年末の1150億ユーロから半減し、
不足額はほぼ解消された形となった。
「バーゼルⅢ」は2019年に完全導入される。
大手行の最終利益が2013年6月30日までの
1年で計4560億ユーロに上ったことを考慮すると、
残る資本不足額は大きくない。
102行の狭義の中核的自己資本(コアTier1)
比率の平均は9.5%となった。
「バーゼルⅢ」の下、銀行は2019年1月までに
最低7%のコアTier1比率を達成することが
求められている。
バーゼル委の調査によると、準大手125行の
同基準での資本不足額は277億ユーロに上り、
2012年末から21億ユーロ拡大した。
バーゼル委は、ごく一部の
銀行が拡大を招いたとした。
準大手行のコアTier1比率平均は
6月末時点で9.1%となった。
「バーゼルⅢ」規制の対象となる流動性
カバレッジ比率(LCR)については、大手行の
平均が6月末時点で114%となり、6カ月前の
119%から低下したと明らかにした。
大手行は既に、LCRの必要水準を上回っている。
LCR規制は2015年から
2019年にかけて段階的に導入される。