2014-03-08から1日間の記事一覧

米景気の回復は織り込んだ?

今週の為替市場は、米国の景気回復は 織り込んだことから、さらなるドル買いは 難しい動きになる可能性が出ています。先週末発表された米雇用統計では、 非農業部門の新規雇用増が市場の事前予想を 上回ったことで、ドルが底堅い動きを見せました。また、今…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標が発表されます。米国の経済指標は、米景気の回復を 印象付けるものとなるか否か、注目されます。欧州でも経済情勢が注目されます。米国では 【13日】 2月の小売売上高(予想前月比0.2%増、前回0.4%減) 2月の小売売上高除く自動車(…

エネルギー部門は米経済の明るい材料=バーナンキ前FRB議長

バーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長は7日、 米国におけるガス生産の急成長は電力価格を押し下げ、 製造業の雇用の国内回帰に寄与しているようにみえる との見解を示した。前議長はIHSのCERAウィークのエネルギー会合で 「素晴らしい動向だ。誇張するこ…

利上げ、失業率6%近辺で実施との見方大勢=NY連銀総裁

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は7日、 米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期について、 2015年半ばごろとの市場の予想は妥当との見解を示した。 講演で述べた。市場は「2015年半ばにかけて」の利上げ実施を 見込んでいるとし、「現時点で入手して…

銀行セクターの不良債権処理、成長加速に必要=メルシュECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は、 ユーロ圏のさらなる景気回復を支えるためには 銀行セクターの徹底的な不良債権処理と 企業の資金調達環境の改善が必要との見方を 示した。専務理事は7日に予定される講演の原稿で、 ユーロ圏の銀行融資の低迷は需…

ロシア中銀、ウクライナの銀行のモスクワ子会社に破綻回避措置

ロシア中央銀行は7日、ウクライナの銀行 プリバトバンクのモスクワにある子会社、 モスコムプリバトバンクの破綻を回避するための 措置を取っていると明らかにした。銀行システムの安定に関する法律に基づく措置。同法は銀行への金融支援提供などを 預金保険…

ビットコインは通貨でない、法令違反は個別判断=政府答弁書

政府は7日、ビットコインに関する 政府見解を公表した。大久保勉参議院議員の質問に 対する答弁書として明らかにした。政府はこの中で、ビットコインは 日本において通貨に該当しないとの見解を表明。もっとも、債務の弁済に使用することは 禁止する法律がな…

米緩和縮小ペース変更に高い壁、利上げは依然程遠い=NY連銀総裁

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は6日、 連邦準備理事会(FRB)が緩和縮小ペースを 変更するには、経済見通しが著しく変化する 必要があるとの認識を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル (WSJ)主催のイベントで述べた。今年の米経済につい…

英中銀が国債償還金再投資へ、金利・資産買い入れ枠据え置き

イングランド銀行(英中銀)は6日、 政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。 資産買い入れ枠も3750億ポンドに据え置いた。英中銀は2009年3月以降、 政策金利を現行水準に据え置いている。また資産買い入れ策を通じて取得した 英国債の償還金81億ポンドを再…

世界の大手行、バーゼルⅢに基づく資本不足をほぼ解消=監督委

バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)は6日、 世界の大手銀102行が新自己資本規制「バーゼルⅢ」 に基づく資本不足額を昨年6月時点で575億ユーロに 圧縮したと公表した。2012年末の1150億ユーロから半減し、 不足額はほぼ解消された形となった。「バーゼ…

ECBが追加措置見送り、ドラギ総裁「実施正当化する変化ない」

欧州中央銀行(ECB)は6日、主要政策金利の リファイナンス金利を0.25%に据え置くとともに、 買い入れた債券の不胎化停止などの追加措置の実施も 見送った。同時に公表されたECBのスタッフ予想では 向こう数年に低インフレが続くとの見通しが 示されたが、…

何らかのリスクで見通し変化すれば、適切に政策調整=岩田日銀副総裁

岩田規久男日銀副総裁は6日、参議院予算委員会で、 今後、何らかのリスクによって日銀が掲げる経済・ 物価見通しに変化が生じれば、2%の物価安定目標の 達成のために適切に政策を調整する、と語った。 金子洋一委員(民主)の質問に答えた。岩田副総裁は、…

カナダ中銀が政策金利を1%に据え置き、低インフレを懸念

カナダ銀行(中央銀行)は5日、政策金利である 翌日物金利を予想通り1%に据え置いた。ただ引き続き低インフレに対する懸念を表明。金利に関する次の動きは引き上げ、 引き下げいずれの方向もあり得るとした。1月のインフレ率は1.5%と予想を上回ったものの…

2013年外為取引出来高は前年比14%増、欧州・日本で好調

金融サービス調査会社グリニッジ・アソシエイツが 5日公表したリポートによると、2013年の世界の 外国為替取引高は、前年比で14%増加した。欧州と日本で大幅に伸びた。金融機関同士の取引が 18%増加して全体を押し上げた。顧客の為替取引高の取り扱いシェ…

過去数年の新興国国債ブーム、大手機関投資家が主導=IMF

国際通貨基金(IMF)のエコノミストが発表した リポートによると、ここ数年の新興国国債への 国外からの資金流入5000億ドルのうち、大半は、 ヘッジファンドやソブリン・ウェルス・ファンド (SWF)による投資だった。IMFは24の新興国の国債投資に関する 「T…

米経済は目標下回って推移、押し上げにあらゆる措置=FRB議長

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は5日、 米経済はFRBの目標を下回って推移している との認識を示し、FRBは景気押し上げに必要な あらゆる措置を実施すると表明した。同議長は宣誓式での講演原稿で、FRBが担う 責務である最大雇用と物価安定に言及し、…

中銀は金融政策の正常化進めるべき=BIS総支配人

国際決済銀行(BIS)のカルアナ総支配人は講演で、 通常の金融政策に戻る妥当性が高まっているとし、 ディスインフレの圧力でこれを後退させないよう 中央銀行に求めた。中央銀行は政策の正常化を引き続き進めるべきとし、 この調整に伴う一時的な動きに惑わ…

英中銀が行員1人を停職処分、外為指標の不正操作疑惑調査めぐり

外国為替指標の不正操作疑惑をめぐる中銀関係者への 調査が行われるなか、イングランド銀行(英中央銀行)は5日、 スタッフ1人に停職処分を下した。英中銀は声明で、行員が不正操作で共謀したり、 顧客に関する秘密情報を共有したりした証拠は、 これまでの…

欧州委がイタリアの過度な不均衡警告、仏財政赤字目標は未達見通し

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は5日、 加盟国の経済不均衡に関する報告書で、イタリアに 過度な不均衡があると警告し、是正措置を監視する 方針を示した。高水準の公的債務と競争力の弱さが背景にある。フランスについては、行動しない限り 財政…