銀行の破綻処理一元化でユーロ圏が創設する基金は、
資金が不足した場合は市場からの借り入れや
銀行からの拠出で補うことが可能になる。
関係筋が20日明らかにした。
欧州連合(EU)はユーロ圏の銀行破たん処理
基金について、銀行が8年間かけて拠出し
550億ユーロ規模とすることで合意した。
関係筋によると、基金は金融安全網である
欧州安定メカニズム(ESM)から資金を
借り入れたり、政府の保証を受けたり
することはできない。
資金が不足した場合は市場から借り入れることが
可能で、銀行の拠出金から返済するとしている。
あるユーロ圏当局者は「基金の
借入額には法的な上限はない」と述べた。