中国、財政改革は喫緊の課題=習近平国家主席

中国の習近平国家主席は6日、財政改革は
喫緊の課題との認識を示しながらも、慎重な
計画作りの必要性を強調した。
新華社が報じた。

習主席は改革深化のためのグループの会合で、
「財政及び税制の改革深化の重要性、緊急性、
複雑さや難しさを十分に理解しなくてはならない」
と述べた。

「われわれは積極的に、絶え間なく改革を
推進する必要がある」とし、慎重な準備と
コンセンサス形成が不可欠だと付け加えた。

習氏は財政改革は「難しい利害調整」を
伴うと述べたが、詳細には触れなかった。

中国の改革はこれまでのところ、行政手続きの
簡素化や、一部の保護された部門での民間投資規制の
緩和や金融市場の自由化を中心に漸進的に進められている。

習主席は「経済成長の安定化、構造調整、
リスク回避、国民の生活改善に資する」改革を
優先的に実施するべきとの考えを示した。

また、戸口(戸籍)制度の
改革を加速すると宣言した。

都市への人口の流入制限を全面的に取り払い、
中規模都市の規制を秩序ある形で緩和する一方で、
大規模都市の人口は厳格に管理するという。