ドイツ銀の米国事業に深刻な問題=NY連銀

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、
米ニューヨーク連銀が昨年12月、ドイツ銀行
米国事業に深刻な問題があると指摘していたと
報じた。

財務報告書、監査、監督、
テクノロジー面の問題を指摘したという。

同紙によると、ニューヨーク連銀は
昨年12月11日付でドイツ銀に書簡を送付。

米国部門の一部が作成した財務報告書について
「質が低く、不正確で、信用できない」とした上で
「ミスの大きさや範囲からみて、米規制当局への
報告体制全体について、広範な是正措置が必要で
あることが強く示唆される」との認識を示した。

以前明らかになった問題の是正について
「進展が全く見られない」とも指摘している。

ドイツ銀行の広報担当は、この報道について
ロイターに「システムと管理の一層の強化のため、
懸命に努力しており、業界最高の存在を
目指していく」とコメントした。
ニューヨーク連銀はコメントを拒否した。