欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は、
ユーロ圏短期金融市場が活気を取り戻している
との見方を示した。
ただ、金融危機前の流動性の
水準には達していないとした。
ポーランドの経済情報サイトとのインタビューで
理事は、「われわれが目にしているのは、短期金融市場の
再活性化だ。危機前の流動性の水準には戻っていない
かもしれないが、流動性はより安全な水準にある」と述べた。
理事はまた、「回復の過程では銀行貸し出しを
復調させることが特に重要で、回復の一環でも
ある」とした。
その上で、ECBは銀行貸し出しを後押しすることが
可能で、新たな長期資金供給オペにもその狙いがある
と語った。