米FRBが失業に焦点当てるのは適切=オバマ大統領

オバマ米大統領は24日、米国で現在インフレが
抑制されていることを踏まえると、連邦準備理事会
FRB)が失業問題に焦点を当てていることは
適切であるとの考えを示した。

オバマ大統領はCNBCのインタビューに対し、
「特に長期失業、及び社会に一歩足を踏み出した
ばかりの若年層の失業を含む失業のコストは、
何世代にもわたり経済に壊滅的な影響を及ぼす」
と指摘。

「イエレンFRB議長はこの問題に現在、焦点を
当てているとしている。インフレは比較的低水準で
推移している」と述べ、イエレン議長の姿勢を支持した。

オバマ大統領の発言は、米国で株式バブルのリスクが
高まっているのではないかとの質問に答えたもの。

大統領は、失業対策として維持されているFRB
金利政策を背景に、投資家がより良いリターンを
求め株式市場に目を向けたとの認識を示した。

大統領は「低金利の際は、リターンを求める資金が
巨額に上る。それがおそらく株式市場を大幅に
押し上げたのだろう」と指摘。

「私の見方では、世間には経験豊かな投資家が多い。
株価が高すぎるかどうかの判断は彼らに委ねる」
と付け加えた。