ユーロ圏財務相、EU財政規則堅持で一致

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の
ダイセルブルーム議長は12日、この日の会合で
欧州連合EU)の安定成長協定が掲げる財政規則の
堅持で合意があったと明らかにした。

フランスのサパン財務相は10日、同協定に基づき
財政赤字国内総生産GDP)比率を3%に
低下させるには2017年までかかるとの見方を示し、
EUとの約束である2015年の期限を順守できないことを
認めた。

ダイセルブルーム議長は記者会見で、「フランスの
財政を特に議論してはいない」と明らかにした上で、
「安定成長協定はEUへの信頼感を根付かせる役割を
果たしているという幅広いコンセンサスがある」と述べた。

「このため、この規則を堅持し、成長に配慮した
財政再建戦略を続けることでわれわれは合意した。
柔軟性の問題も無論、既存の規則に含まれる」とした。