ドイツ連銀、成長率見通しを下方修正、2015年は従来の半分に

ドイツ連銀は、国内成長率見通しを下方修正し、
2015年は6月時点の見通しの半分とした。

成長率見通しを今年は1.9%から1.4%に、
2015年は2.0%から1.0%に、2016年は
1.8%から1.6%に下方修正した。

EU欧州連合)基準の消費者物価指数(CPI)
上昇率見通しは、今年は1.1%から0.9%に、
2015年は1.5%から1.1%に、2016年は
1.9%から1.8%に下方修正した。

イトマン総裁は成長率見通しを下方修正しながらも、
「現在の停滞局面が短期間で終了すると楽観する理由が
ある」と述べ、国外の状況は来年にかけて改善する
可能性が高いとの見方を示した。

総裁はまた、原油価格が長期間にわたり
低水準にとどまれば、2015年と2016年の
経済成長率を0.1〜0.2%ポイント押し上げる
可能性があると述べた。

国内総生産GDP)は第3・四半期に
前期比0.1%増となり、辛うじて
景気後退局面入りを回避している。