追加措置でECB内に広範な合意=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、
ECB内には追加措置に関して広範な合意が
醸成されており、国債買い入れ実施が基本的な
選択肢となるなか、この最適な実施方法が
焦点になっていることを明らかにした。

同専務理事は米紙ウォールストリート・
ジャーナル(WSJ)のインタビューに対し、
インフレを押し上げ、景気を支援するために
「一段の措置が必要であるとの広範な合意が
理事会内で醸成されている」と述べた。

その上で「焦点は追加策実施の是非ではなく、
追加策の最適な実施方法となっている」とし、
「一段の措置を実施する場合、流動性
より高い市場に働きかけなくてはならない。
これが国債市場が基本的な選択肢となっている
理由だ」と述べた。

ただ、「買い入れの対象は国債
限られるわけではない」とした。

インタビューは16日夜に実施、
17日に掲載された。