米公定歩合引き上げ、3連銀が再提案=12月会合議事録
米連邦準備理事会(FRB)が公表した、
昨年12月の公定歩合会合に関する議事録で、
フィラデルフィア、カンザスシティー、
ダラス3地区の連銀が、引き上げを
再提案していたことが分かった。
3連銀は公定歩合を0.75%から1%へ引き上げ、
残る9連銀は据え置きを提案した。
3連銀は、公定歩合とフェデラルファンド
(FF)金利の差を正常化したい考えだ。
公定歩合とFF金利の差は過去数年間、
ゼロ〜0.25%ポイントのレンジで推移してきた。
議事録によると、12連銀は国内景気の改善を認識、
複数地区が「特に専門技能職で賃金(上昇)圧力が
生じつつある」と指摘した。
海外経済の弱含みがリスクになる
可能性を指摘する声も一部連銀から出た。
ただ、総じて経済成長の
見通しに自信を深めていたという。