イタリアのレンツィ首相は、最近のユーロ相場の
下落を歓迎し、対ドルでパリティ(等価)水準まで
下落することが望ましいとの見解を示した。
米ウォールストリート・ジャーナル
(WSJ)紙が22日報じた。
同首相は、世界経済フォーラム年次総会
(ダボス会議)の合間に同紙とのインタビューで
「パリティを望む」と述べた。
ユーロ安は、輸出に大きく依存する
イタリアにとってプラスの材料となる。
欧州中央銀行(ECB)が発表すると予想されている
量的緩和(QE)についても、歓迎する意向を示した。
また、欧州の経済政策について緊縮財政から成長へと
軸足を移すべきだとして、改めて政策転換を呼びかけた。