欧州各国、ユーロ懐疑派政党が政権獲得なら格下げも=S&P

格付け会社S&Pは23日、欧州諸国でユーロ懐疑派の
政党が政権の座に就いた場合、格付けを引き下げる
可能性があると警告した。

S&Pは、欧州で最も「クレジット・ネガティブ」になる
可能性がある政党は、ギリシャの最大野党・急進左派連合
(SYRIZA)とスペインの新興左翼政党ポデモスだ
との見方を示した。

ギリシャ急進左派連合は25日の
総選挙を前に、世論調査でリードしている。

S&Pは、「ユーロ懐疑派はマクロ経済政策の
大きな転換を主張している」と指摘。

「いかなる政府もデフォルト(債務不履行)や
通貨の切り下げを決定した場合は、新たな政策の
方向性を意味することになる」とした。