量的緩和は機能する、必要なら拡充の用意=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は26日、
ラジオ局ヨーロッパ1に対し、ECBが前週発表した
国債買い入れプログラム(量的緩和)は成功すると
予想した上で、必要が生じれば拡充する用意がある
と述べた。

通貨ユーロ下落は好ましいが、いずれは
安定する必要があると指摘した。

選挙で反緊縮をかかげる急進左派連合(SYRIZA)が
勝利したギリシャについては、債務を
返済しなければならない、と指摘。

今後、SYRIZAと協議をすることになる、とした上で
「返済はしなければならない。それが欧州の
ゲームルールだ」と述べた。

さらに「欧州で一方的な行動をする余地はないが、
債務の繰り延べに関する協議については排除する
わけではない」とし、欧州として「たとえ急激な変化で
あっても、政権の交代に適応する」責任がある、と語った。