中国人民銀が追加緩和、預金準備率を50bp引き下げ

中国人民銀行中央銀行)が4日、追加緩和に踏み切った。

全ての商業銀行を対象に預金準備率を
50ベーシスポイント(bp)引き下げた。

銀行の貸し出しを促し、減速する景気を下支えする。

業界全体を対象とする預金準備率の
引き下げは2012年5月以来約2年半ぶり。

5日から実施する。

大手銀行の預金準備率は20%から19.5%に下がる。

人民銀が市中銀行から預かる資金のうち、6000億元
(960億ドル)以上が貸し出しに回せるようになる計算だ。

中小企業に融資する都市部、地方の商業銀行の
預金準備率は、さらに50bp引き下げる。

人民銀は昨年11月、予想外の利下げを発表している。

市場では、景気浮揚を図るため、人民銀が
追加緩和に踏み切るとの見方が広がっていた。

中国農業発展銀行の預金準備率は、
追加で400bp引き下げる。