世界経済成長は脆弱、アジア新興国に試練=篠原IMF副専務理事

国際通貨基金IMF)の篠原尚之副専務理事は18日、
都内で開かれたセミナーで、世界経済の成長は
まだら模様で脆弱であり、アジア新興国の試練に
なっているとの認識を示した。

投資の弱さをアジア新興国
主なマイナス要因に挙げた。

篠原氏は、原油価格下落によるプラス効果が
あるにもかかわらず、中国、ロシア、ユーロ圏、
日本の成長見通し悪化で世界の経済成長が
低迷する可能性に直面している、と指摘した。

アジア新興国におけるドル化進行に警鐘を鳴らし、
是正に向け検討が必要との見解を示した。