2015-02-18 世界経済成長は脆弱、アジア新興国に試練=篠原IMF副専務理事 国際通貨基金(IMF)の篠原尚之副専務理事は18日、 都内で開かれたセミナーで、世界経済の成長は まだら模様で脆弱であり、アジア新興国の試練に なっているとの認識を示した。投資の弱さをアジア新興国の 主なマイナス要因に挙げた。篠原氏は、原油価格下落によるプラス効果が あるにもかかわらず、中国、ロシア、ユーロ圏、 日本の成長見通し悪化で世界の経済成長が 低迷する可能性に直面している、と指摘した。アジア新興国におけるドル化進行に警鐘を鳴らし、 是正に向け検討が必要との見解を示した。