スウェーデン中銀、インフレ目標達成へ追加緩和の用意ある=総裁

スウェーデン中銀のイングベス総裁は6日、
インフレ率を目標水準に引き上げるために
必要であれば、一段の金融緩和措置を
とる用意がある、との姿勢を改めて示した。

経済セミナーに先立ち声明を発表した。

イングベス総裁は「われわれは追加利下げや、
利上げ時期の先送り、国債買い入れの拡大、
銀行を通じた企業への貸し出しなどの措置を
とることができる。外為市場への介入も
排除しない」とし、「必要であれば、一段の
措置をとることが可能であり、そのつもりだ」
と強調した。

総裁はその後のパネルディスカッションで、
既にマイナス圏にある金利を一段と引き下げる上で、
テクニカル的な障害はないと述べた。

スウェーデン中銀は前回の2月の政策会合で、
政策金利のレポレートをマイナスに引き下げたほか、
国債を買い入れる方針を発表。

追加策を講じる用意もあるとし、
デフレの脅威に対抗する姿勢を鮮明にした。