ユーロの動向を注目

今週の為替相場は、ドルは対主要通貨で
底堅い動きが継続するものと思われます。

米国の経済が底堅い動きを続けていることや、
先のFOMCで利上げに対する「忍耐強く」
との表現が削除されたことなどを材料に、
年央の利上げ観測が再び広がり始めていることが、
ドルの買い材料になると見られています。

対円でも120円台を回復したほか、
対ユーロでは、ユーロ自身の弱材料も
あって、県庁に推移しています。

この流れを受けて、ドルは
底堅い動きが続くと見られます。

この中、注目されるのがユーロの動向です。

9日から量的緩和を実施することで、
ユーロの先行き軟調を意識する声が
支配的となっています。

為替市場では、この動きを睨んで、
ユーロ売りが強まっています。

ユーロは、量的緩和を睨んで軟調な動きが
支配的なると思いますが、時には調整の
ユーロ買いも見られると思います。

しかし、これも調整の域を出ずに、
量的緩和が継続する中で、ユーロは
一段安の動きを想定しています。

円は、対ドルでは小甘い動きを見せますが、
一つの安値メドは122.20円。

この水準を下回るような円安が実現しない限り、
120円を挟んで、上下2円ほどのレンジ圏の
動きに終始すると見ています。

ただ、対ユーロで円高が一段と強まるようなら、
対ドルでも円のレンジの上値を抜ける可能性が
予想されます。

それでも115円が大きな壁に
なると考えています。

予想レンジは、
ドル円は116.20〜122.20円、
ユーロ円は126.20〜133.20円、
英ポンド円が177.20〜184.20円、
ドル円が87.20〜94.20円。