独連立政権の有力議員、ギリシャのユーロ圏離脱に支持表明

ドイツ連立政権の一翼を担うキリスト教社会同盟CSU)の
有力議員、ペーター・ラムザウアー元運輸相は、ユーロ圏からの
離脱はギリシャにとって景気てこ入れの「絶好の機会」との見方を
示した。

さらに、これ以上ギリシャ問題の対応に
苦慮するのはほとんど意味がないと述べた。

9日付独大衆紙ビルトへの寄稿で、ラムザウアー氏は
「ショイブレ財務相がこれまで示唆してきたように、
ギリシャはユーロ圏を離脱することで、新ドラクマ
よって通貨の観点から再び競争力を取り戻すことが
できる」と主張。

また、「ギリシャが経済面・行政面で再生する
絶好の機会となり、ユーロ圏に強い立場で
再び戻ることが可能になる」とした。

同氏はギリシャのユーロ圏離脱に支持を表明した
最も著名な連立政権のメンバーとみられる。

ドイツ国内の世論が揺れている
状況が浮き彫りになった。

メルケル首相とショイブレ財務相は公式の場で、
ギリシャのユーロ圏離脱を望まないと言明している。