EUがフランス財政再建期限の2年延長承認、2009年以降3度目
欧州連合(EU)財務相は10日、ブリュッセルで
開催した理事会で、フランスに対する財政再建の
達成期限の2年延長を承認した。
フランスの期限延長は2009年以降3度目。
EU規則では、財政赤字を国内総生産(GDP)比
3%以内に収めることが義務付けられているが、
フランスは改革の実施が遅れ、達成時期が
後ずれしていた。
欧州委員会はフランスの景気低迷や低インフレを受けて、
目標達成時期を2015年から2017年へ延長することを提言。
前日開催されたユーロ圏財務相会合で協議された後、
EU財務相がこの日正式に承認した。
だが期限の延長をめぐっては、EU財政規律の
信頼性を損ねかねないとして懸念の声が上がっている。